黄緑色のオリモノが出る場合は、「異常のサイン」です。感染症の発症により「オリモノ」に異常がでている可能性が高いです。また、黄緑色のオリモノに粘液性があれば「淋病」、臭いがあれば「細菌性膣炎」に感染していると考えられます。

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淋病の場合は、早期治療が必要です。ただちに産婦人科へ行きましょう。細菌性膣炎の場合は、膣内や外陰部を清潔にすることが重要です。

黄緑色のオリモノの特徴・臭い

黄緑色のオリモノがでる場合は、下記のような特徴や臭いがあります。

黄緑色で鼻水のように粘液性があり、膿(うみ)が混ざっている

オリモノが黄緑色で、さらに、鼻水のように粘り気があり、膿が混ざっている場合は「淋病(淋菌感染症)」を発症している可能性が考えられます。

黄緑色で魚介類のような臭いがする

オリモノが黄緑色で、魚介のような生臭い臭いや痒みがともなう場合は、「細菌性膣炎(非特異性膣炎)」を発症している可能性があります。

黄緑色のオリモノでも、「膿や粘り気がある」か「臭いがある」かの、どちらかによって発症している可能性のある感染症が異なります。とくに、膿みや粘り気がある場合は専門家の「早期治療」が重要です。

黄緑色のオリモノは「淋病」または「細菌性膣炎」の可能性が高い

黄緑色のオリモノがでる場合は、「淋病」または「細菌性膣炎」を発症している可能性が高いです。

淋病(淋菌感染症)による黄緑色のオリモノ

淋病(淋菌感染症)は、淋菌という病原菌による性感染症です。感染率は約30%で、クラミジア感染症も同時に発症するケースの多い性病です。アメリカでは感染者数のもっとも多い性感染症が「淋病」と言われています。

淋菌は、「子宮・ 子宮頸管・卵管・咽頭・尿道・肛門・目」のような暖かくて湿度の高い場所で生育します。したがって、淋菌に感染したまま放置すると子宮頸管炎・子宮内膜炎・卵管炎・咽頭炎などを引き起こす危険性があり、目に感染すると最悪の場合は失明することもあります。さらに、女性は淋病が進行すると、子宮外妊娠や不妊症などの合併症を引き起こす可能性もあります。

淋菌は、感染初期に自覚症状を感じることが少ないです。さらに、病院の検査でも他の膣炎や膀胱炎と診断されてしまうこともあるほど、判断が難しい病気です。

ただし、オリモノが黄緑色で膿性があるなどの症状が出ている場合は、発症から3?9日経過しているため、膣内に淋菌が確認され「淋病」と診断されやすくなります。

淋病は、感染初期では自覚症状が少ないですが、進行するにつれて「排尿痛・下腹部痛・発熱」などを感じることがあります。

細菌性膣炎(非特異性膣炎)による黄緑色のオリモノ

細菌性膣炎は、病原菌ではない細菌(大腸菌・ブドウ球菌など)が異常に繁殖することで膣内が炎症を起こす感染症です。

細菌性膣炎に感染している場合は、オリモノが黄緑色に変色するほかに、「臭い」や「かゆみ」をともなうことが多いです。

また、細菌性膣炎は性感染症とは違って、性交渉により他人へうつることはありません。ただし、放置すると子宮頸管炎や絨毛膜羊膜炎などの病気を発症する危険があります。

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淋病の原因と改善法

淋病の原因

淋菌は、性器・口・肛門の粘膜同士の接触や、精液・膣分泌液によって感染します。つまり、性交渉や「フェラ・クンニ・ディープキス」のような性行為が原因で感染するということです。

淋病の改善法

淋病に感染した場合は、産婦人科で「抗生剤の注射」を数回にわたり受けるといった治療がおこなわれます。症状にあわせて抗生剤を投与する量・回数・間隔が決められ、完全に淋菌が消滅されるまで治療がおこなわれます。

淋病に感染しないようにするためにはコンドームの使用が重要ですが、オーラルセックスでも感染してしまうため、完全に防ぐことは難しいです。

また、淋病の性交渉による感染率は30%で、同時に感染率50%のクラミジアにも感染するケースが多いので、彼氏・彼女のどちらかに異変があった場合は、二人とも病院で検査を受けることが重要です。

細菌性膣炎の原因と改善法

細菌性膣炎の原因

細菌性膣炎は、「免疫力の低下」「ホルモンバランスの変化」が原因で炎症を起こします。

本来、膣内には膣内環境を酸性にたもつ善玉菌が生息しており、その善玉菌のはたらきにより、大腸菌やブドウ球菌などの細菌の数が一定に保たれています。

しかし、ストレスや疲労による体調不良で免疫力が低下したり、女性ホルモンのバランスが変化したりすることで、善玉菌のはたらきが弱まります。その結果、細菌の数が一定に保てなくなり、細菌が異常増殖してしまい、膣内が炎症を起こすのです。

さらに、下着の締め付けや、生理用品・オリモノシートによるデリケートゾーンの蒸れも細菌が増殖する原因になります。

また、ナプキンやタンポンを長時間とりかえなかったり、外陰部を洗っていなかったりと、陰部が不潔な状態にあると、細菌が増殖する絶好の環境となります。

細菌性膣炎の改善法

細菌性膣炎を改善するには、膣内や外陰部を清潔な環境にたもつことが重要です。

膣内を清潔にするには「膣洗浄」をおこなう必要があります。膣洗浄は産婦人科でうけることも可能ですし、膣内洗浄専用の商品も販売されています。

外陰部を清潔にするには、「正しいお手入れ」と「通気性」がポイントです。

外陰部は、ぬるま湯で洗うか、デリケートゾーン専用石鹸を使用して洗います。市販のボディソープの使用は善玉菌まで洗い落としてしまうため逆効果になります。さらに、外陰部はナイロンタオルなどは使わず、手で丁寧に洗うことが大切です。

外陰部の通気性を保つためには、矯正下着のような、締めつける下着の着用は避けましょう。さらに、生理ナプキン・オリモノシート・タンポンはこまめに取りかえて、陰部についた分泌物はキレイに拭き取るか、ビデで洗い流しましょう。